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 ★ いろいろある版画の種類


絵画の展示会などに行くと、
作品の下にタイトルや作家名と並んでこの「シルクスクリーン」や「リトグラフ」といった表記をよく目にしますね。

実は、これらは版画の種類の名称です。
「版画」と聞くと、多くの方が図工の時間や年賀状制作などで、自ら刷ったこともある「木版画」をイメージすることでしょう。
これももちろん版画の一種です。

つまり、版画には幾つかの種類があるのです。それぞれに特徴があり、独自の魅力があります。
作家の意図、原画のイメージなどを考慮し、使いわけられているのです。
  
<木版画>
・「木版画」と呼ばれるのは、木の板を「版」にしているからです。
・「版」の凸部に着いたインクが紙に転写されるので、「凸版」の仲間です。

<銅版画>
・「銅版画」と呼ばれるのは、銅の板を「版」にしているからです。
・「版」の凹部に着いたインクが紙に転写されるので、「凹版」の仲間です。

<リトグラフ>
・「リトグラフ」と呼ばれるのは石(=リト)の板を「版」にしていたからです。
  (※最近では金属板が利用されることが多いようです。)
・水と油の原理を利用して「版」の上にインクののる部分、のらない部分をつくります。
 インクののった部分のみ紙に転写される為「版」に凹凸をつける必要がなく「平版」
 と呼ばれます。

<シルクスクリーン>
・シルクスクリーンと呼ばれるのは、昔、シルク(絹)の布を「版」にしていたからです。
  (※現在は化学繊維などの強い生地が使用されています。)
・「版」の生地面にインクを透す部分と透さない部分を加工し、その透す部分(孔)から
 インクを紙に透過付着させるので「孔版」と呼ばれます。

ところで、これらの版画技法で、果たしてあの複雑でカラフルな絵が出来上がるのか、まだ合点が行かない方もいることでしょう。
多くの版画は上述の「版」をほぼ色種の数だけ、何版も重ねることで出来上がっています。
色を掛け合わせて表現するのではなく、絵に使用されている微妙な色そのものの色を何色も重ねて行くのです。
 
今後の情報の中で、その制作過程について具体的に紹介させていただく予定ですが、
その過程に大変な技術力と労力、時間が必要なことは想像に難くないでしょう。
 
(※⇒シルクスクリーン(版画)の制作工程を掲載しております。是非ご覧ください)

 

 


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